とら書のブログ
9.242017
カンピロバクターは鳥肉注意 「鳥わさ」はやめよう 三大食中毒
カンピロバクター
O127やノロウイルスに比べて、名前を聞く機会が少ないかもしれません
しかし、国内で発生率が多い3つの食虫毒の一つです 年齢の高い方や体力のない方は重症化する怖い食中毒です 今回はこの食中毒を深く学んでゆきます
原因食品
原因菌の覚え方
「カントリー」で覚えてください
カンピロのカンとトリー(鳥)です
鶏肉には60%前後はカンピロバクターが検出されます
実際には豚、牛、羊、なども原因食品ですが、特に鶏肉には注意が必要です
カンピロバクター=鶏肉 まずは、覚えておいてください
大まかに肉料理の食中毒ですが、特に鶏肉が多いということになります
カンピロバクターは腸の中に多く生息しています
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菌の特徴
酸素が少ない環境、微好気性細菌です
30から40度を好みます
乾燥と熱に弱い
数百の菌でも感染します
カンピロバクターの症状
食中毒になると
- 症状は下痢 腹痛 発熱 嘔吐 倦怠感
- ギランバレー症候群を発症することもあります(手、足のまひなど)
- 潜伏期間は平均で3日
カンピロバクターの予防
何と言っても
「生食」だめ
が原因になります これを避けることが大切です
下記のような料理は食べないに越したことはありません
「鳥のたたき」
「レバー刺し身」
「生焼けの肉」
などは大変に危険です
逆に言えば「火を入れる」ことで完全に防ぐことができます 中心部が色が変わるくらいまで加熱をすれば99%安全といえます
新鮮なら大丈夫?
いいえ、新鮮でもカンピロバクターはウジャウジャいます 良い悪いに関係なく肉には菌が付着します 鶏肉ですと40%から60%と確率で汚染されています
湯引きで安全?
いいえ、カンピロバクターは肉の中まで入り込みます
料理店では、ささみ肉に熱湯をさっと潜らせて、氷水に落として切りつけをして「鳥わさ」として提供していますが・・・とても危険行為です 表面だけ熱湯に触れさせても中心部にはカンピロバクターはたくさんいます 中心部まで火を入れることが大切です
二次感染が怖い
二次感染とは下記のような場面で起きます
- 肉を触った手から感染
- 肉を切った器具 包丁やまな板から感染
- 肉を保存した容器から感染
- 肉をしまったときに汁がたれて感染
これら二次感染は意外と多いものです 生肉だけではなく二次感染を意識して管理しましょう
二次感染の予防としては
肉を触ったら手をよく洗う
まな板、包丁、容器は洗浄後熱湯をかける 75度以
カンピロバクター食中毒はこんな場面でも
バーベキューでカンピロバクターの食中毒が多く発生します
生肉を食べてしますことが原因です 表面が焼けていても中心部は生のことも多く見られます 中心部までしっかり火を入れてください 肉の色が中心部まで変わっていれば大丈夫です
カンピロバクターのまとめ
- 菌を寄せ付けない
- 増やさない
- 殺菌する
これはカンピロバクターにかぎらず、すべての食中毒の3原則です
生肉を素手で触らない 手はよく洗う 器具は消毒 肉は中心まで火を入れる
食中毒からお客様を守りましょう
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